僕らの家は増築を重ねているため、屋根がいくつもある。一番初めに建てられた母屋に加えて三カ所も増築されているので、それぞれ屋根の瓦の種類も違う。今回は一番大きい部分の熨斗瓦と雁振瓦の葺き替えが完成した。というのは、新しく壊れかかった部分の屋根を発見してしまったからだ。違う屋根の端っこの瓦が一列ずれていたのだ。瓦を支えている木材の釘が外れ、木材も腐っていたのだ。やれやれ、今度は木材から作り直さなくてはいけない。