雲一つない青空の日。午前中に畑仕事をして、午後はお隣の可愛い女の子二人とデート。
好子ばあちゃんと、きっこさんが、高開の石積みに連れていってくれた。高開は峻厳な山の中腹にある。石垣はとても立派なものだった。マチュピチュにある段々畑を思い出した。昔の人々の巧みな技を目の前にすると、生きていく強さを思い知らされた。
この時期は、芝桜がとても美しい。白、ピンク、薄紫、桜色などの芝桜が、石積みを彩っている。
美郷は、桜や桃に続いて、さつき、山吹、牡丹など様々な晩春の花たちが、 初夏に手招きするかのように、美しく咲き謳っている。