炉台が完成したら、次は炉壁。炉壁にはベルギーレンガを選んだ。
壁と炉壁との間の3センチの隙間を設ける。この隙間によって空気層を作ることで、より部屋を暖めやすくするらしい。しかしこの隙間にセメントをこぼさずに施工することには限界がある。
素人にとっては、コテを使って目地を整えるよりも、手でやった方が効率がよい。薄いビニールの手袋をまとい、子どもの頃の時のように団子を作り、レンガの上に綺麗に並べてゆく。
ビールを飲みながら、しわしわやってこみゃあ。
「年越し蕎麦を作るんだ!」をスローガンに立ち上がった畑人。
周りの家はすでにしっかり干されている。冬の気配に干された蕎麦がよく合っている。
私たちの蕎麦は二週間ほど遅れての収穫。ほとんどが根本から好き勝手に倒れており、複雑に絡み合っている。そんな蕎麦を刈るのも、案の定、大変な作業。ていねいに扱わないと、実がポロポロこぼれてゆく。
寒い曇天の日であっても、まだリックは、一緒に畑に出る。さて、蕎麦の乾燥が、年越し蕎麦には間に合うかな?
山の冬は厳しい。お日様が照る小春日和の日に体が喜ぶ。そんなお日様も山に隠れるのは早い。
今日は生憎の曇天。服を着込んで、よく体を動かすに限る。
冬野菜で、ブロッコリーが一番手!!二人の大好きなブロッコリーだけは、真理子が種蒔き時期を守って育てたおかげ。
初ブロッコリーが食卓に並んだ日。パン工房の新しいトタン貼りの完成!雨、風と相談しながら、こつこつ時間をかけて行ってきたトタン作業が終わり!
枯れ果てたヘチマも増え始めた。そろそろタワシにする時期かな。
さあ、急いで冬支度。立冬はすぐそこまでやってきている。僕らは薪ストーブをずっと夢見てきた。そしてようやく始まる。まずは薪ストーブをのせる炉台づくり。コンパネを床に貼り付けて、防水紙、ラス網、セメント、レンガの順に完成させてゆく。