小雨が霧吹きかけたり、つかの間止んだり。そんな涼しい潤いの中、今日もブルーベリー畑と、隣の大豆畑の畑づくりをする。雨が本格的になる前に屋外作業にきりをつけたい。ブルーベリーの木は8本ある。その内、実を付け始めているのが、4本。その実たちを、なんとしてもヒヨドリらの搾取から守ってやらなくてはということで、竹で囲いを設けてネットを張る。美味しいブルーベリーのジャムを作ろう。
雨が激しくなり始め、次に甘夏のマーマレード作り。よりドロッとさせるために綿の部分と種をとり、それを煮立てて、ペクチン液を用意する。中身の果実の部分も綺麗に削いで、全部利用する。
量が多いので、外で大きな竈と鍋で炊きあげる。薪を慎重にくべて、ゆっくりぐつぐつ煮詰めてゆく。約3時間煮立て続ける。
甘く苦い香りと、美しい山吹色を描くためには、 ていねいに薪をくべて、砂糖や蜂蜜を足してゆかなくてはならない。
甘夏30個のピールと果実、三温糖1㎏、蜂蜜1㎏、材料が浸るぐらいのペクチン液で、約4200㎏のマーマレードができあがった。渋い苦みがきいたアダルトなマーマレードに仕上がりました。んみゃあぁ~!!
今夜は残りの甘夏40個で甘夏ピールを作る予定。
雨は次第に安定し、強まることも弱まることもなくなった。細かい霧吹きのような霧雨。外を見渡すと、山の緑が美しく艶やか。山が深い深呼吸をしているような霧が山裾の谷からわき出ている。
我が家の軒下にはあく抜きをしたわらびが干してある。彼らが、僕らのマーマレード作りをすぐ隣で眺めていた。