牛蒡と人参のきんぴら・・・・・・牛蒡、人参、いりこ、胡麻、鷹の爪
塩ゆで空豆、 焼き椎茸、 玄米ごはん、 茄子と長葱の田舎味噌汁
牛蒡と人参のきんぴら・・・・・・牛蒡、人参、いりこ、胡麻、鷹の爪
塩ゆで空豆、 焼き椎茸、 玄米ごはん、 茄子と長葱の田舎味噌汁
玉葱の胡麻炒め、 茄子と豆腐の田舎味噌汁、 玄米ごはん、 フキの佃煮
スナップえんどうとほうれん草のサラダ・・・・・・スナップえんどう、ほうれん草、トマト、玉葱
間引き大根のおひたし
甘夏ピールパンケーキ・・・・・・小麦粉、全粒粉小麦粉、BP、 甘夏ピール、レーズン
高野豆腐の卵とじ丼・・・・・・高野豆腐、卵、椎茸、大根の葉、黒米、白米
バジルとチーズのパンケーキ、 スナップえんどうとトマトレタスサラダ
ポトフ・・・・・・人参、じゃがいも、玉葱
岩海苔の佃煮・・・・・・岩海苔、蕗の佃煮、いりこ、鷹の爪、
麻婆豆腐(市販)、 白米、 長葱と芥子菜と豆腐の田舎味噌汁
今日はお昼からしとしと雨が降り続いて、畑仕事はお休み。
こんな日は、しゅうも私も、心の中でニヤニヤしながら、それぞれ自分のしたいことに没頭する。家中が雨の音に包まれて、とても静かで、それはそれは集中できるのです。
しゅうは土間で鋸やトンカチの音を響かせながら、流木でなにやら作り始めたようだ。私はダイニングに腰を下ろして、まだ3時を回ったばかりだというのに、晩ご飯のことに思いをはせ始める。
晴れの日はいつも、畑に出ていたらいつの間にか日が暮れている。それから慌ただしく夕飯準備をするので、なかなか落ち着いて料理ができない。もちろんそれでも、新鮮な食材を使ったご飯は、いつだって美味しいのだけど、あれこれ思い浮かぶアイディアをなかなか試せなかったりする。でも今日は雨だから、ゆーっくりごはんのことができるのだ!
最近毎日のように台所を潤してくれているのが、上のじいちゃん、ばあちゃんからいただく筍と蕨だ。昨日も、結構伸びた筍を何本ももらったので、また、庭の大鍋に湯を沸かしてあく抜きした。
丈が肘から先くらいもあるのだが、とても柔らかい。下の方(竹になりかかって、うっすら黄緑色になっている)は、節の部分だけ取り除いたら、えぐみも少なく、美味しく食べられるのだそう。今朝方、早速、アクが抜けたばかりのその部分をきんぴらにしたら、ほどよく繊維がわかって、まるでメンマのよう。これがメンマなのかなあ?きっとそうだね。といいながら、我が家の新メニュー”筍きんぴら”を美味しくいただいた。
じいちゃんの土地はとても広くて、あちこちに竹林がある。じいちゃんちだけではとても食べきれないと言って、うちの近くにある竹林の筍は、自由に採っていいよ、といってくれている。生えてきたら困るような道にも、筍くんたちは威勢良く頭を出してくるので、竹にならないようにせっせと採らなければならない。都会にいたら考えられないことだけど、旬になると、食べきれないくらい筍が採れるのだ。
そんなわけで、ここ数週間、毎食のように筍を食べているのだけど、同じ煮物ばかりで少し飽きてきたなあ、ということで、考え出したのが青椒牛肉絲の筍版(お肉はありません。)のような、きんぴらだ。しゅうシェフのアイディアと調理で、朝からたっぷり作って、上のじいちゃんばあちゃんと、下のお二人の昼食に、とお裾分けした。いつもたっぷり野菜をもらったり、畑のことを助けてくれる心ばかりのお礼として…。
はてさて、冷蔵庫にはまだまだたっぷりの筍がある。もちろん夕飯もこの筍たちを美味しく食べたい。
また、今日は下の”お母さん”から大きな人参とネギをいただいたし、昨日採ったばかりの蕨と、じいちゃんが分けてくれたしいたけもあるんだ。今日は特別食材が充実しているぞ~!
雨音を聞きながら、ゆっくりゆっくりしたくをする。筍と蕨と人参で、山菜ご飯を炊こう。人参としいたけと筍は、少し甘酸っぱく炒め煮しよう。ばあちゃんにもらってた割干し大根と一緒に。白くて太いネギは、ざくざく大きめに切って、お味噌汁にしよう。…
いつの間にか日が暮れて、しゅうの作品も完成した頃、ご飯になりました。
冷えた身体を黒糖焼酎のお湯割りで温めて、温かいご飯をもりもり食べる。美味しい!ゆったり過ごしたお休みの日の味がした。
夕飯のあと、霧雨のしっとり降る中、上のおうちに、明日の朝ご飯にと、夕飯の残りを届けにいった。ばあちゃんが腕をけがしているから、治るまでの料理が大変な間は、なるべく作ってあげたいと、たくさん作ったら届けている。作ってあげるといっても、その食材はほとんどじいちゃん畑のものなんだけどね。じいちゃんばあちゃんが嬉しそうににっこり笑ってくれるととても嬉しい。いつもいつも、ご近所の人みんなが親切にしてくださるけど、私たちはまだ、そのいくらもお返しすることができない。でもこうやって、いただいたものを美味しく加工して、という方法で、じいちゃんばあちゃんが少しでも喜んでくれることができるのは、嬉しいなあ。
まだ更け始めたばかりの夜の帰り道を、霧と闇が優しく包んでいました。
(byまりこ)
炊き込みご飯・・・・・・筍、岩海苔、椎茸、人参、丸干し大根、わらび、山椒の葉
たけのこの煮物・・・・・・筍、椎茸、人参、高野豆腐、
田舎味噌汁・・・・・・大根、芥子菜、長葱
焼きそば・・・・・・帆立、人参、キャベツ、わけぎ、茄子
山菜と茎わかめの煮物・・・・・・筍、蕗、茎わかめ
豆腐とほうれん草の田舎味噌汁
日に日に葉っぱの緑が濃くなってきている今日この頃。
うらうら陽気に追い立てられるようにして、植物たちが次々に、その柔らかくみずみずしい芽をのばしている。我が家の周りでも、山菜たちが伸び盛りで、台所は大忙しだ。
こないだまで、毎日のように食卓に上っていたタラの芽は、すっかり育って、もう食べられなくなった。
今食べ頃なのは、蕗と、たけのこ。今日も、じいちゃんと一緒に、おっきな筍をゴロゴロ、そして、しゃんと伸びて、いい香りの蕗をたくさん採ってきた。こんなにどっさり!嬉しいなあ。
蕗は、さっとゆがいてから水に放して、皮をむく。
たけのこは糠と一緒にゆがいてアクを取る。茹でてもすぐに湯切りせずに、煮汁がすっかり冷めるまで、そのままおいておくのが大事なんだそうだ。
どちらも、何度も水を換えて、よくアクを抜いて。…ばあちゃんが教えてくれたとおりに下ごしらえする。ふつうの野菜と違って、まずはアクを抜かなきゃいけないから、すぐには食べられないんだなあ。今日採ったら、一晩さらして、それから煮物にする、というように。
そんなふうに、蕗もたけのこも口に入るまでに時間がかかるけど、その間、みずみずしい色と香りをたっぷり味わえるのが嬉しい。蕗は、切ったときからふわっといい香りをまとっていて、山の空気を家まで持って帰ってくれるのだが、湯に放すと、いっそう強く香る。まるでアロマを焚いてるみたいに、部屋中が蕗の香りになる。湯通しすると、香りだけじゃなく、色も鮮やかに変わる。灰がかった淡い緑から、鮮やかな黄緑色へ。…そして、次の鍋からは、糠とたけのこの穏やかな香り。夕食後のキッチンに、春の野原の香りが立ち上って、それはそれは幸せな時間に。。
今夜の食卓には、新顔の山菜も登場。畑の畦に、なんと、ウドが!どうやら、じいちゃんが植えていてくれたみたいだ。
根本の太くて白いところは、薄切りにして、、水にさらして、酢味噌をつけて。
茎の少し育った部分は、皮を剥いて、さっと茹でて、酢味噌和えに。
剥いた皮は、ごま油とごまをきかせたきんぴらに。(これが一番好評だった)
柔らかい葉っぱは、刻んでお味噌汁の具に。
なんと、4品もできてしまいました!!写真は、お刺身のもの。残りは、全部胃袋に…。
今夜もすごいご馳走、美味しかったなあ…。山の神様、じいちゃん、ありがとう。
あしたは伽羅蕗を炊こうかなあ。
(byまりこ)