わおー!!!
パン工房の内装工事を始めてゆく内に決定的な現実にぶち当たってしまった。コンクリート基礎の上にアンカーで留めてある一番大事な土台の木が虫に食べられて腐ってしまっているのだ。
「あぁ~、これから数十年、パン工房として使ってゆきたいなら、今解体して、ログハウスと一緒に新しく建て替えた方が経済的にいいのでは?」と今ある計画を一時諦めるのかぁ、と嘆き、同時に「よっしゃー、こうなりゃ、一気にログハウス計画だぁーい!!」と興奮。
とにかく、このまま腐ったままの小屋で無理矢理計画を進めることだけは諦めた。
この小屋を一人で建てた、トミオさんに相談したら、ジャッキで小屋全体を持ち上げて、土台だけを交換してしまうという荒技があることを教えてくれた。こうなったら、やるしかない!「こんな犬小屋みたいな軽い小屋、簡単だよ」とトミオさんは言うのだが、僕にとっては、ひどい大変な作業に思える。実際トミオさんが手伝いに来てくれると言っていただいたが、その土台交換当日までの仕事も大変なのだ。部屋の壁や床の板を外さなくてはいけないし、小屋につながっている軒をはずしたり、支柱を作って立てなくてはならないし、ジャッキに合う長くて丈夫な角材を正確な長さで揃えなくてはならないし、木材に枘穴やアンカーボルト穴を細工して、さらに虫に食べられないように、防腐剤、防虫剤の塗装を施しておかなくてはならない。土台交換当日は当日で、細かいところまでやることがあって、丸々一日の仕事となるだろう。こりゃ、大変です。