ブルーベリー収穫。うちには三、四種類のブルーベリーがある(前の住人が植えたので、定かではない)。だから、実が付き、実が熟れる時期もずれているので順々に収穫してゆく。生で食べても、ソース(ジャム)にしてヨーグルトに混ぜて食べても、美味しい!!
ブルーベリー収穫。うちには三、四種類のブルーベリーがある(前の住人が植えたので、定かではない)。だから、実が付き、実が熟れる時期もずれているので順々に収穫してゆく。生で食べても、ソース(ジャム)にしてヨーグルトに混ぜて食べても、美味しい!!
かぼちゃの収穫。
まずは「ぼっちゃんかぼちゃ」から採り頃を迎えた。
もう数日だけ、じっくり乾燥させて、甘くなるのを待とうね、リック。
毛虫とリック。リックは虫が動いているのを見ても、無視をする。弄んだり、食べたりはしない。いつも「そんなの興味ないのよ」と気取って、遠くの虚空を見つめている。それにしても日に日に成長している。7月4日からキャットフード(国産)を与え始めた。それまではご飯にちりめんじゃこや花鰹や煮物の汁や余った肉や魚を混ぜたものや、牛乳に浸した食パンが彼女のご飯だったのだが、炊いたお米は食べにくそうだったし、とにかく痩せっぽちだったので、キャットフードに変えてみたのだ。すると食いつきが変わった。ゆえに肉付きもよくなった。
最近は夜に三人で星を眺めることが多くなった。リックのおかげだ。ありがとう、リック。
春菊のおひたしと茹で新じゃが、 胡瓜のモズク酢和え、 三分つき玄米、
茄子の煮浸し・・・茄子、生姜、青紫蘇、三度豆
キャベツとインゲン豆の炒め物、 茄子と玉葱の田舎味噌汁、 胡瓜と夏大根の浅漬け、
かさぶた
山歩きで おともにしたよ
大きなかさぶた 右ひざ右ひじ
はがしたくて
気になる 気になる
岩山のおみやげ 携えて
緑の森に誘われて
プラタナスの
樹に会う 樹に会う
まあ そう あわてなさんな
はがれるままに ほっときなされ
君にも 時は たっぷりある
わしと同じように
かさぶたと
底なしの自由
わしと同じように
梅狩り梅仕込みが落ち着いたら、待ちに待った、すももとブルーベリーの季節となる。甘酸っぱいブルーベリーは毎日少しずつ、黒く熟してゆく。すももも日毎に熟してゆくのだが、ブルーベリーとは量が違うので、採るのに、食べるのに大変だ。
僕は自分が食べる分だけにしか興味がないのだが(毎日10個から20個は食する)、真理子は何かの使命を全うしてるかのように、せっせっとすももの木に登ってまで、採っている。それで、懲りずに、すももの甘露煮やすもも酒なんかも作っている。だから僕は彼女が採ってきたものや、作ったものを食べるだけで今回はいいようだ(笑)。
スパニッシュオムレツ・・・ズッキーニ、男爵芋、茄子、玉葱、鶏卵、ベーコン、ミント
胡瓜と若布のシークワーサー和え・・・胡瓜、若布、しらす、シークワーサー果汁、醤油、
てんさい糖、国産ハチミツ
三度豆の胡麻和え
ブルーベリー
やっと、うり棚が完成した。ヘチマの生長著しくて、天井に達してしまったままだったのだ。今回は、天井のネットを張るついでにもう一列ヘチマ畝を足した。
これでようやく棚仕事が終わった。
あまり食用にはしないヘチマとヒョウタン栽培に僕は力を入れている。大きなヘチマや可愛いヒョウタンがぶら下がっている様が大好きだからだ。それに、ヘチマはタワシに、ヒョウタンは水筒やインテリアになる。ヘチマからはヘチマ水も採れる。
うり棚には他にゴーヤ(にがうり)と胡瓜がラインナップしている。
ちなみに、うちのうり軍団の内訳は、ヒョウタン5株。 ヘチマ12株。 ニガウリ(三種類)12株。 胡瓜6株。 地胡瓜6株。 ズッキーニ3株。 カボチャ12株。 あとは冬瓜の苗が3株と、胡瓜の苗が6株待機している。
最近胡瓜が嫌になってきた。どんどん育ち、食べきれないままの胡瓜が台所にたむろしている。胡瓜なんかそんなに食べられるものではない。それなのに、胡瓜は待ってくれずに、どんどん成長する。
6月24日に友達が遊びに来たのだが、実はもう一方ご来客がいた。
生後一年経っていないだろう、まだ若い迷い猫だ。毛並みが綺麗なことから、ある程度育ったから、やっていけるだろう、とのことで捨てられたのではないかと僕らは想像している。あるいは運悪くはぐれてしまったのか、だ。
とにかくうちに来るまではどこかで人間に育てられたということは間違いないと思う。なぜなら、人を全く怖がらないばかりか、とんでもなく甘えん坊の猫なのだ。顔を合わせると、甘えた声で鳴き、側にきて、身体や顔をこすりつける。膝を叩けば、ヨイショとゆったりと座った僕らの脚に上がって、行儀良く座っている。
とにかくいつでも鳴きながら近づいてきて、鳴きながら後をついてくる。別にお腹がすいてなくても、僕らを必要とするように、この上なく甘える猫だ。
猫の名前はリック。女の子なのにリックだ。いつのまにかリックになった。勢いでリックになった。というのは、リックが最初に現れた時は、僕らは野良猫に対しての偏見を持っていたし、猫を飼うという責任性を重く考えて、ご飯を振る舞おうとはしなかった。諦めてどこか違う地へ旅を続けるだろうと、軽く考えていて、その時ちょうどリック・ダンコのCDを流していたので、雄か雌かも確かめず、僕が勢いで「おい、リック!」と呼んでしまったのだ。
外でオカリナを吹いている僕の横を離れず、ずっと横顔をこすり続けていた。あの日はよっぽど腹をすかしていたのだろう。僕らは根負けして、出現から、わずか五時間で煮干しを振る舞うことになった。そして満足したのかそれから姿を消した。
それからリックが再訪したのが4日後の、6月28日。その時からどうやら、リックは自分のうちを決めたのだろう。
リックの目は青く、そして美人だ。身体は白っぽく、額と尻尾と耳は焦げ茶色。手足や顔には縞模様のように少し色がついている。
リックはまず相当トロイ。走らない。高い所に飛び乗る姿も見たことがない。僕らの膝や低い丸太椅子に上がる時も、ゆったりとゆっくり上がる。それからとにかく甘えん坊。一般的に猫という輩は、自由で都合の良い道楽者だ。甘えたい時に甘え、一人でいたい時は、こっちがかまうと無視したり、あるいは怒ったりするものだろう。リックはそうではない。常に触ってもらいたくて、誰かの側にいたいらしい。僕が庭の草抜きをしてる間もずっと僕の脚にのって、草抜きを眺めているぐらいだ。
また普通は、都合良く、お腹が空いた時だけ、甘えた声を出して、おねだりするやらしさがあるのが猫なのだが、リックはそうじゃない。鳴いているから、ご飯をよそってやっても、それには興味を示さずに、とにかく僕らに甘えてくるのだ。そう、彼女は品がいい。食事に関してはガツガツしていない。少し満足すると、すぐに「ごちそうさま」をして、僕らの近くに来る。育ち盛りなのに、食が細く、そして僕らがつまむおやつは与えても食べない。
そしてリックは不思議な女の子だ。そんな甘えん坊なのに、僕らがわざわざ家の中に連れて行ってやると、そわそわ、ビクビクして、すぐに外に逃げ帰ってゆく。そして追いかけて行くと、外ではまた側に来て、膝の上にあがる。日中僕らは野良仕事をしている時、玄関も勝手口も開けっ放しだ。そしてテーブルやキッチンには食べ残しやお菓子などが置いてある。また、お菓子やパンなどはキッチンを見渡せば、必ずあるというぐらい食べ物だらけだ。それでも、リックは家にあがらない。お腹がすいていても、自分で狩ることができない。どうしたものか、ものずごくお行儀が良くて、こっちは有り難い。けれど少し寂しい。そんなに手のかからないお行儀の良いリックなら、うちにあがってほしいぐらいだからだ。そのぐらい信頼があるのがうちに今いるリックなのだ。
僕らの新しい家族。犬を飼う前に、鶏を飼う前に、まずリックが家族になった。それも飼うつもりがなかった猫なのに。それはリックが自ら僕らの家を選んで現れたのだ。この縁も大事にしようと僕らは決めている。
僕らは4月から畑を始めて、作付け面積がどんどん増えてゆく。育てる野菜の種類もどんどん増えている。雑草の発育も爆発的になっている。時間を必要とする加工品づくりも毎週のようにある。それに加えて一年間空家で荒れ畑となっていたというハンデを背負ってのスタートだ。とにかく忙しい。のんびりする時間がやはり減っている。僕ら二人はそういう時間がとても必要な人間だのにだ。それを按じてくれたのがリックだったのかぁ?彼女が家に来てから、僕らは休憩を取る時間を取り戻した。そしてリックとのんびり過ごす時間が増えた。子猫がゆとりを手みやげに持ってきてくれたのかもしれない。ありがとう、リック。これからものんびり楽しく生きていこうね。
7月は大豆と蕎麦の種まきの月。この月も手強いぞ。ということで草茫々になった畑を刈ってゆく。草を刈ると緑の香りが立ち上ってくる。
伸びすぎた草むらを見えない何かが跳ねてゆく。一生懸命だが、速度は遅い。そして蛇でもない。草刈り機のエンジンを緩めて、そいつを追ってゆくと、ウサギの赤ちゃんだった。耳の短い茶色の野ウサギだ。毛がとても柔らかくて、目が真ん丸。嬉しくて嬉しくて、真理子を大きな声で呼ぶ。
「お母さんとはぐれちゃったのかぁ?」と按じながらも、「きっと探してもらえるよ」とウドの木陰に放してやった。それにしても、飼いたくなっちゃうくらい可愛かったです。