梅の加工品第一号。梅ジャム。梅シロップや梅酒を仕込んで残った果肉を利用して梅ジャムを作るのが、一般的。しかし大量の梅があるので、贅沢に生の梅をふんだんに使って、梅ジャムを作りました。使った梅は10㎏。味は満点。
美郷に越してきて、保存食品ばかり作ってる毎日です。
梅の加工品第一号。梅ジャム。梅シロップや梅酒を仕込んで残った果肉を利用して梅ジャムを作るのが、一般的。しかし大量の梅があるので、贅沢に生の梅をふんだんに使って、梅ジャムを作りました。使った梅は10㎏。味は満点。
美郷に越してきて、保存食品ばかり作ってる毎日です。
青い空に、淡い綿雲、羊雲。五月晴れのお洗濯は楽しい。今日は特別に藍染めのお洗濯。洗濯機の洗い水や濯ぎ水がちゃんと藍色に染まる。藍染めのお洗濯が青空に映えて、風にゆらゆら揺れる光景は、幸せなもの。それだけで一日が豊かになる。
6月7日に名古屋有松の有松絞り祭りに例年通り訪れて。本藍の端布などをたくさん仕入れてきた。落ち着いたらシャツや暖簾などをつくろうね。
ちなみに僕らは藍も育てている。まだプランターにおさまるぐらい可愛いサイズですが。いつか自分らで藍染めをするんです。
笑顔
笑顔になれるもの
ニカニカ笑えるもの
あるいは他人から笑われるくらいがちょうどいい
笑顔のある道を行くんだよ
たとえフーテンと言われても
笑われてもいい
おいらは愚か者なんだから
怒鳴られてもいい
憐れまれてもいい
おいらはぐんを抜いた愚か者なんだから
おいらは哀しみに塗れた旅人なんだから
笑われるくらいがちょうどいい
怒鳴られるくらいがちょうどいい
憐れまれるくらいがちょうどいい
だって それらを恐れて
つくろって生きていたら
笑顔を描けなくなるもん
笑顔になれるもの
ニカニカ笑えるもの
笑顔のある道を行こうね
笑顔になれる道は
きっと歩いてゆけるんだから
笑顔のある道を行こうね
梅雨の合間の五月晴れ。隣の集落丸山の井上さん宅の梅をとらせていただいた。梅の木陰とはいえ、熱射病になるんじゃないかと思うぐらい暑さが大変だった。昔梅農家だった井上さんのお庭には、立派な梅の木がたくさんの実をたわわにぶら下げている。
どっさりと梅をいただけたことも嬉しかったが、それよりも梅を通して、井上のとしえばあちゃんと、みつとしじいちゃんとさらに仲良くなれたことのが嬉しかった。今ではとしえばあちゃんにも会う度に、お野菜や美味しいお惣菜をいただくのだが、本当に美味しい!
ばあちゃんももちろん梅をいろんなものに加工している。梅干し、蜂蜜梅干し、梅酒、梅ジャム、梅シロップ。カリカリ梅・・・・・・・。それらすべての調理方法やこつを教えてくれた。そしてその度に、できあがった梅の加工品を食べさせてもらった。これまた、美味しい!!
さあて、大量の梅を僕らも上手に加工してゆく日々になりそうだ。それを考えるとぞっとするぐらい梅をとらせていただいた。けれど、土用に梅干しを干すのが楽しみだぁ。
愛知県から友達が二人遊びに来た。6月9日夜からの、三泊五日で、僕の購入した軽トラを愛知県から乗ってきてくれた。いやぁー、ありがとう。 そして、遊びに来たと言っても、草刈りから畑仕事まで、いろんなことを手伝ってくれた。美郷を10日も留守にして、畑に追われている僕らにとって、本当に力強かった。
引っ越しの整理もまだ完成していない、畑仕事中心の百姓には、友人を素敵な場所に案内できる余裕はまだない。今の僕らにできることは美味しいご馳走を一緒に楽しむぐらい。最後の日は雨にもかかわらず、外でバーベキュー。その前日は真理子お得意の筍と魚介類のグリーンカレーと豆サラダ。
初日はみんなが長距離運転で疲れてはいたが、美郷のシンボルの蛍を見に行くことができた。湿度も上々、お月様もそんなに明るくなくて、絶好の蛍夜だった。
※Wマッシュとは・・・マッシュルームとマシュマロをBBQで焼くことです。マッシュルームを逆さにして網で焼くと、美味なるお汁が溢れるほど出てきます。マシュマロを棒に刺して火で炙るのはアウトドアの定番ですよね。
魚介と筍のグリーンカレー・・・・・・ほうれん草、スルメイカ、エビ、筍、人参、玉葱、にんにく
黒豆と雑穀の玄米ごはん
豆サラダ・・・・・・豆腐、グリーンピース、ひよこ豆、虎豆、金時豆、レタス
下田の山の中にある、石窯パン「森のおくりもの」。
定年退職されたミツオさんとイツミさん二人の週末だけのパン屋さん。僕が森のおくりもの、そしてお二人に出会ったのは2007年5月。見ず知らずの旅人の戯言のような夢を真摯に耳を傾けてくれて、出し惜しみなしにいろんなアドバイスをしてくれた。去年「森のおくりもの」に出会ったことで、自分のイメージと情熱がさらに深まったのだ。
愛知と下田、徳島と下田いずれにしても遠く離れてはいるが、ずっと親切にしてもらってきた。石窯の作り方を教えてくださったり、参考になる書籍を郵送してくれたりと、至れり尽くせり。電話や手紙などの付き合いではあったが、出会ってから一年間はずっと、親子のように本当によくしてもらっている。 今回はその「伊豆のお父さんお母さん」の住む下田の森への里帰りのような、優しく心安らぐ再会だった。
お二人はもともとパン屋さんだったわけではない。ミツオさんの定年退職まではきっちり仕事を全うされた。お勤めの頃から、今の土地を購入し、毎週、週末だけの田舎通いが続き、「石窯をつくりたい」という熱い気持ちでスタートされた。そして週末に自分たちで食べる程度のパンを退職まで趣味で焼いていたらしい。
料理は作った人の個性や癖がはっきりあらわれるものではあるが、パンはそれが特に顕著であるというのが、全国のパン屋さんを食べ歩く旅をしてきた僕の私見である。お二人のパンは特にそれがわかる。優しくて、素朴で、ていねいなパンは、口にすると心が安らいで、ついつい微笑んでしまう。レーズンの自家製天然酵母は掛け継ぎのものではなく、毎回新しくおこしたフレッシュなものを使われている。そしてもちろん石窯で温度に気を配り、ていねいに焼き上げる。お二人のパンは本当に美味しく、そしてお二人のように、可愛い。ドーム型の手作り石窯が可愛いのも、お二人に似たからだろう。
パンが美味しいだけでないのが「森のおくりもの」。雑木の森の中にある誰もがくつろげるお店なのだ。ミツオさんご自慢の東屋に座り、鳥のさえずりに耳をすましていると、本当に気持ちがいい。
石窯を暖めるところから、焼き上げるまでの全ての作業を四人で行った。作業もちょっとしたアイディアも全てが勉強になったのだが、何よりもお二人の姿勢や気持ちの方が、人として生きる上での大事な勉強になった。お二人のありのままの姿やペース、そして無理のない自然なあたたかさに、涙ぐみそうになるほど、僕らは包まれていた。お二人の生き方こそが、美味しいパンに一番必要なものだと僕はいつも思う。
どんな些細なことも丁寧に教えてくださり、僕らの未来に役立てる勉強をさせていただいたが、何よりも四人で楽しくパンを焼くこと自体が嬉しくて仕方なかった。石窯の暖まり方も、パンの発酵具合も、焼き上がり具合も全て四人で一緒に味わえたことが何よりも素敵な想い出となった。そして商品にはない、干し柿パンやチョコ胡桃パンなどを四人で相談しながら試してみるのも楽しかった。作業の合間には、楽しくおしゃべりをして、そして焼きたてのパンを気持ちいい東屋で美味しくいただいた。「美味しい!美味しい!」と幸せな溜息がとまらなかった。
森のおくりもの、ミツオさんとイツミさんと一緒にパンを焼くことが僕らの伊豆旅の最後の日程だった。パンを焼き、あっという間にお別れの時がきた。この旅でパン作り、店作りのノウハウ以上の大切なお土産をもたせていただいだ。お二人がいるからこそ、僕らはパン屋カフェ開店への道を歩いていこう。僕らのパン屋開店が、伊豆のお父さんお母さんへの一番の親孝行であると思うからこそ、僕らはこれからも夢を持ち続けてゆけるのだと思う。ありがとうございます。
美郷を10日ばかり離れて東へ。去年と同じお決まりの土地伊豆へ。お決まりのお気に入りの気持ちいい土地に出向き 、お決まりの素敵な人々との再会を果たす。
まずは伊豆高原。毎年伊豆高原で開催されているアートフェスティバルをまわり、大好きな征三さんと清江さんを訪ねた。お二人は僕らをあたたかく迎えてくれて、楽しい時をすごさせてもらった。
伊豆半島を南下し、南伊豆下田へ。半島の吹きだまり、南伊豆には魅力的な人々がたくさんいる。僕らは川音の優しさに包まれたトヨさんとノリナさんのお家で三日間泊まらせてもらった。当然その間はノリナさんの美味しいご馳走の連続で、常に満腹満足の状態だった。南伊豆の海は美しい。青空の下に白い浜がずっと続いている。白砂を踏んで歩くのはとても気持ちいい。その大きなキャンパスに思い思いに絵を描いた。
二人に教えてもらったり、連れて行ってもらった場所はどこも気持ちのいい場所だった。山の中腹にある石窯カフェ。カレーやさんとアジアン雑貨屋が隣接しているスペース。どこもパン屋カフェを目指す僕らに、たくさんの喜びとアイディアと刺激を与えてくれた。